家内が20年以上前から「バウムクーヘン理論」というのを唱えています。

本人はオリジナルだと言っています。

バウムクーヘンは層が重なっているだけで、渦巻きのようにつながっていない。
もともと木の年輪をイメージしたお菓子ですから。

人は様々な背景、感受性、発想力などが異なると完全に分かり合うことができない。

分かり合えなくても、仲良くできる。

一緒に食べると美味しい。

ということで。子ども食堂をはじめて、そして子ども食堂についてお話をするようになってから人間関係が変わりました。

簡単な表現をすると、よい人達とのお付き合いが広がりました。

それまでが悪かったのかと問われば、そうではありません。

さて、子ども食堂ですが。

子ども食堂もバウムクーヘン理論で語ることができる程に普及しました。
いろんなスタイルが生まれました。

子どもの貧困対策に予算がつきました。補助金を貰えるようになりました。

面倒だから貰わない。面倒だから止めたという人がいます。

子ども食堂のかたちはひとつではないので、ひとつの定義にはめ込まない方が良いと思います。

そんなことをすれば、制度になってしまい、面白くなくなってしまいます。

ただの給食事業になってしまいます。

いろんな層が重なっておいしくなる。

バウムクーヘンであって欲しい。