FBでどなたかが教えてくれたのですが。

Randome Act of Kindness(ランダム・アクト・オブ・カインドネス)「ランダムな親切の行い」というのがアメリカで広まっているそうです。

そのルーツは、イタリア・ナポリのカフェで100年ほど前に始まった、見知らぬ誰かに1杯のコーヒーを贈る「恩送りコーヒー」だそうです。
お客さんが釣り銭をお店に預けていき、そのうちたまったお金でホームレスの人にコーヒーをサービスする活動です。

日本でも十勝の立ち食いそば屋さん「絆」が「ゴチめし」というかたちで実践されています。

 朝日新聞Digitalの記事では
「気軽に参加できる善意のリレー」と表現されています。

「子ども食堂」もこうした気分を維持したまま広がって欲しいと思います。

これまで子ども食堂関係でメディアの方、非営利団体の方、学者さん、企業の方とお話をしました。その中で必ず出て来たのが「効果」「効率」「ターゲット」という単語です。

ソーシャルビジネス、ソーシャルアントレプレナーという単語がこの10年飛び交い、社会貢献をマーケティングや経営の視点から捉え直す動きの中で、こうした単語が出て来るのは当たり前のことなのですが。私は聞く度に違和感を感じました。

今後、賢い人達が「子ども食堂」について、研究したり、議論をしたりすることで現場でやっている人達は冷めていくと思います。

また、立場や肩書きを持った人達が専門用語を使って語ることで、子ども食堂に対する「心の敷居」が高くなり広がりにブレーキがかかると思います。

「子ども食堂コンサルタント」という肩書きを名刺に書いた人が現れたら、子ども食堂の流行は終わりかな。

私は軽薄と言われても活動が広がるためには「流行」が必要だと考えているので、もう少し続いて欲しいと考えています。