今回のタイトルも横文字にしてみました。

飲食店を活用して「子ども食堂」を開くケースが増えていくような予感がしています。

ボランティアスタッフのカッキーさんから。
先日、お会いしたデコ寿司の先生から。
それぞれ以下のお店で「子ども食堂」を計画しているとお聞きしました。

糀やまき

たこつぼ

かく言う、桃谷こども食堂も休業していたお店を利用して始めた子ども食堂です。
しかも、先週、再稼働したことで、立派に「飲食店系子ども食堂」のメンバーになることができました。

お野菜バルやさいのこころ

桃谷で始めたばかりの頃、何軒かのお店のオーナーさんに子ども食堂をしませんかとお話をしたことがあります。
当時はまだ子ども食堂の認知も低かったためか、同じ店が値段を下げて食事を提供することは難しいと断られました。

厳しい営業環境の中ではそうかなと思いました。

大げさな表現をすれば、子ども食堂は街の飲食店の本業を通じたCSRです。
経営学の神様、マイケル・ポーター氏が提唱されているCSV(共通価値の創造)です。
簡単に言うと「本業を通じて社会的課題を解決すると儲かりますよ」ということです。

街の飲食店の経営者さんの方が簡単にCSVを始めることができます。

これに対して会社では意思決定に時間と手間がかかります。
それは「儲かる」ことをなかなか数字で証明できないからです。
多くの経営者は高い税金を払っているので社会に貢献していると言います。
社員は毎日忙しいのに休日までボランティアをさせられるのかと言います。
そうこうしている内に、会社の周りのゴミ拾いをしよう。
大手有名どころの団体に寄付をしよう。
はい。我が社もCSRを始めました。
となります。

さて、「飲食店系子ども食堂」に話を戻します。
経営学の神様を持ち出さなくても、理屈と実際の活動に無理がないのです。

何人かの子ども食堂のオーナーさんからお聞きしたのですが、¥250〜¥300のお代を頂戴すれば赤字になることはありません。
多くの子ども食堂は基本この辺りに価格設定をしています。

飲食店の側から見れば、正規商品の価格を下げることなく、広告費を使うことなく販売促進が可能なのです。

「飲食店系子ども食堂」
子ども食堂普及の後押しのために、評論家の中でどなたか、それらしく記事にして頂ければ有り難いのですが。いかがでしょうか。