東北からわざわざ私のお話を聞きに来てくれた女性がいます。

詳細はご紹介できないのですが、福祉関係の事業をされている方です。

心の優しい、賢い中年女性です。

新しい事業を立ち上げようとされています。
その中で子ども食堂を取り入れたいと考えています。

私の説明の途中で涙ぐまれました。

ご自分の考え、プランを企業に持っていって説明しても理解してもらえずご苦労をされているとのこと。

思い上がった表現になりますが、彼女のプランを素直に受取ることができたから涙ぐまれたのだと思います。

彼女とのやりとりを通して気づいたことがあります。

子ども食堂は「活動」ではなく「思想」であるということです。

思想でありながら、実行が簡単だから「あっ」という間に広がっているのだと。

思想なので、理解できない人には理解できません。

ビジネスの世界で実績を上げている人達、大企業の管理職で上がりを迎えたような人達には、効率の悪い社会貢献、ただの女性のボランティアのように理解している方が多くいます。

こうした、旧タイプの人達は頭で今起きている現象を理解できても、肌感覚で直観的に理解できません。

子ども食堂はやはり社会のリトマス試験紙になのだと思いました。