昨夜で桃谷こども食堂はオープン2年を迎えることができました。

2年続けて実感できることがあります。

ひとつは、ゴハンを食べることはきっかけであること。

ひとつは、私たちボランティアとお客さん(お母さんと子ども)がひとつの家族のようになっていること。

子ども食堂の最初の紹介が、NHKの「子どもの貧困」特集で行われたことから、「子ども食堂=子どもの貧困」となり、子ども食堂によって「子どもの貧困問題」が広く認知されることになりました。

大きな成果のひとつです。

子ども食堂はひとつその役目を終えたのではないでしょうか?

ここから2つに分かれていくような気がします。

ゴハンの食べられない子ども達に食事を提供する。
食事を提供することがきっかけとなって、子ども達の新しい居場所になっていく。

もうひとつは、子どもがきっかけとなって、人が繋がる新たなサードプレイスになっていく。

前者については、小学校区にひとつ子ども食堂を作ることが目標になっています。

この場合。いくつかの子ども食堂を見た経験と直観でしかないのですが。

行政がボランティアやNPOなどを支援するという立ち位置ではなく、運営に参加しなければ上手く行かないように思います。

給食サービスがベースにある、総合的な子ども支援事業を作ることになります。

後者については、今、町にある有形、無形の財産を活用することによって、これまでにない自由で楽しい機能と役割を果たすことができる「場」となります。

いずれにしても、「子ども食堂」は進化、分化の時を迎えているように感じます。