FBのお友達からなんとも複雑な気持ちになるニュースが届きました。

沖縄のアメリカ軍の海兵隊が昨年12月から毎日「子ども食堂」を運営しているというニュースです。

アメリカ軍のプロパガンダなのか、社会貢献なのか。

判断はお任せします。

この事例は、私がセミナーなどでお話をさせて頂いている「子ども食堂」のひとつのゴール。

「小学校で毎晩、無料食事サービスを行う」と同じです。

中身に乏しい「子ども食堂」に関する記事によく見られる表現。

「給食が唯一の食事」「夏休みが終わると子どもが痩せて登校してくる」「小学校区にひとつ子ども食堂を作ろう」こうした状態を解決するには、それしかないと思います。

地域の名士が立ち上げた子ども食堂、善意の市民が仲間と立ち上げた子ども食堂、NPOなどの社会活動団体の活動には限界があります。

募金活動をしても、補助金を投入しても子どものお腹を満たすことはできません。

今回の事例のように強力な組織が、
資源(人・モノ・金・組織)を投入しなければ実現しません。

国や大きな財団が、現在行っている程度の子どもの貧困対策では問題は解決しません。

「子ども食堂」という、庶民受けする活動が邪魔になって、子どもの貧困問題解決を妨げていると私は思います。

「子ども食堂」と言っておけば、庶民は貧困対策をしていると思ってくれる、国や行政はそう考えているのではないかと思います。



アメリカ海兵隊のFBページはこちらです。

https://www.facebook.com/mcipacpao/videos/1474266829269558/?pnref=story